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お客様が望んでいる本当の商品は、生きた情報!


私の古くからの知り合いに小さな家電販売店の社長がいます。
先日「社長の会社の商品って何ですか?」と訊ねました。
すると予想していた通り「パソコン」や「テレビ」や「冷蔵庫」という答えが返ってきました。

しかし、それはソニーのパソコンであり、パナソニックのテレビであり、日立か東芝の冷蔵庫なのです。
間違っても、そのお店の商品ではないと思います。
そう、そこにしかないサービスが、そのお店の商品なのです。
品物で差別化を計ろうとすれば、価格を下げるしかありません。
でも、そんな安易な手を打ったところで、自分のお店より大きな家電量販店に勝てるはずもありません。
小さな町の家電屋が生き残るためには、そこにしかないサービスを提供しなければ太刀打ちできません。

しかし、裏返せば、それさえできれば、どんな大手にも負けることはありません。
そう、量販店のような大きなお店は、商品を大量に仕入れて値段を大幅に下げることを、最初に考えるはずです。

そこで私は、知り合いの社長に「ハンディカムでキレイに撮影する方法」と「テレビの見方」という2つの取扱説明書を作るように助言しました。

そのお店だけのオリジナルの取説です。おそらく日本中を探しても、どこにもないと思います。
ましてや、それが「テレビの見方」ですから。

その結果、小さな町の家電屋でも値引きなど1円もしなくても、面白いようにビデオカメラやテレビが売れました。

お客様が望んでいたのは、数千円の値引きなどではなく、そのお店にしかない「生きた情報」だったのです。
そしてこれは家電販売店だけに限ったことではなく、どんな商売にでも当てはまるのではないでしょうか。
なにも難しいマニュアルを作る必要はありません。
たしかに、価格や、迅速な対応や、従業員の親切な接遇などもサービスの1つだと思います。
でもそれは、どのお店でもやっていることです。
お客様が本当に望んでいるのは、横並びのサービスではなく、そこにしかない「生きた情報」なのです。


新入社員の有給休暇はいつからもらえるの?


この春、新卒で正社員としてソフトウェア開発会社に入社しました。お盆に高校の同窓会があるため、夏休みを利用して実家に帰省するつもりです。

そこで、入社以来初めての有給休暇を取得し、夏休みを1日伸ばして帰省したい旨を上司に相談したところ、「君にはまだ有給休暇はないよ」と言われました。

私はまだ有給休暇をもらえないのでしょうか?

初めての夏休み。慣れない仕事の疲れを取り、リフレッシュして次の仕事に臨みたいですね。

有給休暇は正式には「年次有給休暇」と言い、労働力を提供しなくとも賃金が支払われるという点で休日とは決定的に異なります。

この年次有給休暇が付与される条件は、1.雇入れの日から6ヶ月間雇用契約が続いていること2.所定労働日の8割以上出勤していること大きくこの2点です。

今回のケースでは、これらの条件を満たせば、雇入れの日から6ヶ月後に10日の年次有給休暇を取得できる権利が発生します。

なお、これは法律上の最低基準ですから、6ヶ月が経過しなくても休暇を付与する会社もありますし、日数も多く与えている会社もあります。

会社の就業規則を改めて確認し、不明な点は確認してみてはいかがでしょうか。


デカップリング【今月の教えてキーワード】


アメリカ経済を世界経済から切り離す考え方。アメリカ経済が停滞しても、中国やインド、ロシアなどの新興国の経済成長が著しく、アメリカの景気と世界の景気の連動性が薄まったとされている。

しかし、2008年のサブプライムローン問題を発端とした金融危機が、瞬時に世界中に波及していることから、この考え方は影を潜め、アメリカ経済の減速で世界全体の景気が悪化するというリカップリング論が再び息を吹き返している


「ご挨拶」の使い方を見直してみましょう!


「新しくこの地域の担当になりましたのでご挨拶を」、「この度、御社の担当になりましたのでご挨拶を」。
営業の場面でよく使いますね。
これから開拓したいエリアで「飛び込み営業」をするときや、取引の糸口をつかみたい相手とアポイントを取りたいとき、この「ご挨拶を」は良くも悪くも当たり障りのない便利な言い回しです。

ところで、この「ご挨拶を」で新しい見込み客はドアを開けてくれますでしょうか。
企業の担当者は、時間を割いてくれますでしょうか。

もし、断られることが多いのなら、次の相手側の視点で自分の行動を見直してみましょう。

まずは、会ったことのない営業マンがドアホンや電話の向こうで「ご挨拶を」と言うわけですので、相手からすれば未知の人間に会うことにメリットを感じないどころか逆に身構えてしまいます。
しかも日に二度三度の飛び込み営業や電話が鳴り続けば、精神的にも負担になります。

次に、あなたが「ご挨拶を」と言うとき、その目的や先の展開を意識していますでしょうか。
もし、漫然と取りあえずの言葉を発していれば、それは相手側にも必ず伝わってしまいます。
相手の今置かれている状況を考え、丁寧に言葉をかけること。
そして「相手がいる時間」を狙うのではなく、「相手の心にゆとりがありそうな時間」を察することで出会える確率は一気に高くなることでしょう。


税理士としての生き様 ~少年の日の思い出


別に彼は「だれかから評価をされたい」とか、「なにかの業績で認められたい」とか、そんな小さなことなど思ってもいません。
それは、私の仲間の1人の税理士のことです。
でも、ちょっと遠くにいる少年だけには、自分のことをよく見ていて欲しいと言いました。
その少年は今、中学1年生です。
3年前、少年が10歳のときに、両親が経営している町工場が倒産しました。
その処理をしたのが税理士の彼でした。

彼から聞いたこの話を、私は一生忘れることはできません。

町工場が倒産すると当然、社長夫婦とも自己破産です。
すると、不安に怯える社長が、毎日のように彼へと電話をかけました。
彼も忙しい中をぬって、2日に1度は顔を出しました。
彼は、完璧にヒーローでした。
無邪気な少年のその目に映った彼は、なんだか困っているお父さんや、うろたえるお母さんを助けてくれるヒーローでした。
悪い奴から守ってくれる仮面ライダーやウルトラマンやマジンガーZと同じだったのです。

彼は「私の世代のヒーローって、今の小学生には分からないよねぇ」と少し照れながら笑いました。
ある日、少年は、顔を見上げると「おじさんって、と~っても強いんだね」と目を輝かせて言いました。
すると彼も「そうさ、おじさんはスッゴク強いのさ」と手を腰に当てると高笑いをしました。

だから、負けられません。
名誉も地位もまったく興味のない彼が、このたった1人の少年のために、絶対に負けられません。 
だって、仮面ライダーがショッカーに負けてしまったら、番組は終わります。
番組の視聴者がたった1人だけでも、約束をしたおじさんは負けられない。

今でも、中学生の少年からは、ときどき電話があるようです。
両親の、その苦しそうな姿を見ていたからこそ、自分も将来は会社を興したいと言っているそうです。
そして、彼に「そのときは手伝って下さい」と。
だから彼は、少年の秘めたる想いを叶えてあげるまで、倒れる訳にはいきません。
私は、税理士としてのあるべき理想の姿を彼の生き様に見た気がしました。
そして私も、と~っても強いんです。


休日の研修は割増賃金になるのでしょうか?


保険代理店を経営しております。
仕事に必要な資格を取得してもらうため、社員に社外の研修に参加してもらう予定です。
業務としての参加で費用も会社が負担します。
研修の日程が土日の2日間で当社の休日と重なります。
この場合、休日出勤の割増賃金を支給する必要があるのでしょうか?
なお、当社の所定労働時間数は1日8時間、週40時間。休日は土日祝です。

社員に研修に参加してもらうのも、会社にとって大切な投資の一環ですね。

今回のように業務が会社の休日と重なることが事前にわかっていれば、「事前に休日を振り替える」という対応をします。
「振替休日」のことですね。
休日を振り替えるわけですから、研修に参加した日は休日出勤にはあたらず、割増賃金は発生しません。

ただし、研修が所定の8時間を超えた場合には、残業としての割増賃金が発生する可能性がありますので注意が必要です。

また、振替休日はなるべく同じ週で取得してもらうのが望ましいでしょう。
週をまたいだ場合、振替休日を取得した週の労働時間が所定の40時間を超える可能性が出てきますので、同様に割増賃金が発生します。
研修の前に社員に説明し、休日の振替と手当について理解を得ておきましょう。


ホワイトナイト【今月の教えてキーワード】


敵対的買収を仕掛けられた会社の経営者が、買収されると自分たちが追い出されてしまうと考え、自社と友好的な関係を持つ会社に、自分たちに有利な条件で買収してもらうよう働きかける相手企業をさす言葉。
助けに現れる「白馬の騎士」に例えたもの。
2006年、首都圏に弁当・総菜店を持つオリジンがドン・キホーテに買収を仕掛けられた際、イオンがオリジンの株式公開買い付けに乗り出したのは、その一例だと言われている。


ビジネスを加速する小さな投資


メールやWeb、携帯電話を介したコミュニケーションがビジネスでも当たり前になりましたが、だからといって「紙」でのやり取りがなくなったわけではありません。
役所関連の提出書類など、収入印紙を貼ったり署名・捺印してのやり取りというのは今でもありますし、この手の書類の多くが「相手からの回収」や「提出」が必要となる重要なものです。
このような返してほしい書類が、なかなか先方から戻ってこないことも多いのではないでしょうか。

そこで、「書類の送り方」をひと工夫してみましょう。

まずは、返送用の封筒を用意し返送先を記載します。
そして、その封筒に必要な額の切手も貼っておくのです。
急ぐ場合は、「速達」と赤字で記載してその分の切手も貼っておきます。
また、同封する書類には、署名・捺印してほしい箇所に付箋や鉛筆で印をつけ、わかりやすくしておきます。
送付書にはいつまでに返送してほしいか、署名や捺印する箇所がいくつあるかも、はっきりと箇条書きしておくとよいでしょう。

このような対応は、相手がお客様である場合には行っていても、自分が発注者の場合には切手や返送用封筒を省略することが多いのではないでしょうか。
しかし、「待っている時間」や「相手に催促する手間」はムダともいえます。封筒と切手という小さな投資が、仕事の効率と質を向上させてくれます。