月別アーカイブ: 2014年3月

最初のアヒルになるのは、だれ?


せっかく新しい社員を採用したのに、そのまま放って置きっ放しの会社が多いのではないでしょうか。
たしかに、電話の受け応え方やパソコンの入力方法については丁寧に教えますが、そんなことよりも今日が初出勤の新入社員が一番不安に思う瞬間は、最初の昼食のときです。

出社初日の新入社員は、右も左も分かりません。
お弁当を持参すればよいのか、外食だったらどこで食べるのか、だれもそんなことなど事前には教えてくれません。

正午。案の定、新入社員は目が泳ぎ出してうろたえます。

「お昼はどうするのですか?」とは、なかなか訊けません。
そんなとき、私の顧問先の営業部に籍を置くある課長は、見事にフォローしています。
彼は、うろたえる新入社員を目にすると必ず食事に誘います。
とんかつ、そば、カレーライスのうち1つを選択させるとお店へと向かいます。

2時間ほど食事をしながら目の前の若者の緊張をほぐすと、仕事の内容や社員一人一人のクセなどを面白く語ります。
そして、会計をする際は、あえて領収書はもらいません。そのとき新入社員は、決まって課長のすぐ後ろにピタッと立っているからです。
もらいたくてももらえないのです。。。

それから数年が経ち、当時の新入社員だった何人かが去りました。
課長は、最後も必ず一緒に食事をします。
そのとき最初に食べた、とんかつ、そば、カレーライスの話題にいつもなるそうです。
大げさですが「一生忘れません」と言う者もいたそうです。
みんな決まって数年前の“最初の食事”の話を昨日のことのように笑顔で話します。
彼らは、鮮明に覚えています。

新入社員は、アヒルのように最初にやさしくしてくれた人のことを、いつまでも忘れることはありません。

だから課長は、新入社員が初出勤するその日だけは、スケジュールを入れずに“最初のアヒル”となりました。
これが2日目でもダメです。困っているのは初日です。

どうでもいい些細なことのように思えますが、だれも気に留めない些細なことだからこそ、困っている相手の心には深く残るものなのです。


夫が定年退職したら妻の健康保険はどうなる?


50歳代の専業主婦です。夫は会社員で半年後に定年退職となります。勤務先には再雇用制度があり、退職後も仕事を続けるか本人は検討中のようです。会社員の一人息子は独身で、現在私たち夫婦と同居しています。年金や税金など退職後の手続きは沢山あるようですが、特に健康保険のことが不安です。ずっと夫の扶養家族だった私の健康保険はどうなるのでしょうか。

退職前後は、様々な手続きがあります。
夫が定年退職すると、扶養家族も夫の退職の翌日から新しい健康保険に加入する必要があります。

夫が再雇用、再就職した勤務先で健康保険に加入した場合(勤務形態が加入条件を満たしている必要があります)、または現在の勤務先の健康保険の資格を継続させる「任意継続被保険者」となった場合、奥様は夫の扶養家族として健康保険に加入できます。

ところが、夫が国民健康保険に加入した場合は、国民健康保険には被扶養者という考え方がありませんから、奥様も国民健康保険の被保険者となります。

また、会社員の息子さんの収入が一定以上あり、奥様が「主としてその被保険者(息子さん)により生計を維持する者」に該当するならば、息子さんの健康保険の扶養家族になるという選択肢もあります。


マニフェスト【今月の教えてキーワード】


選挙の際に、各政党や候補者たちが示す政権公約のこと。ラテン語の「手(manus)」と「打つ(fendere)」が合わさったのが語源とされる。「はっきり示す」という意味。従来の選挙公約とは異なり、数値目標や実現の期限などを明記し、達成度をはっきり検証できるようにする狙いがある。日本ではイギリスの総選挙を参考に当時の北川正恭三重県知事が提唱し、2003年の衆議院選挙で各政党がマニフェストを配るようになった。


互いの距離感や相手の気持ちに配慮を


少し前までは一部のネット好きのツールというイメージだった、Twitter(ツイッター)やFacebook(フェイスブック)などのSNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)。
しかし、最近ではニュースで目にする機会も増え、私たちの生活に近づいてきました。
その利用についてはメリットもあればデメリットもあり、誰もが使わなければいけないというものではありません。

そんなSNSとの付き合い方は、「仕事かプライベートか」といった利用目的でも異なりますが、どんな場面でも共通して心がけたいポイントがひとつあります。
それは、「仕事の関係者とSNS上でむやみにつながらない」ことです。

TwitterやFacebookに登録すると、様々な人とフォローしあったり友達になってみたくなります。

でも、社内や取引先といった仕事の関係者に誰かれかまわずSNSのアカウントを聞いて「友達」になるのは考えものです。

まず、相手が部下や発注先である場合、目上の人とSNSでつながることは、それ自体多少の息苦しさを生みかねません。
しかも、そのつながりは部下や発注先のほうからは解消しづらいものです。

自分自身にとっても、仕事の関係者の視線を意識して発言することが負担になってしまうこともあるでしょう。
いずれにしても互いの距離感や相手の気持ちに配慮して、「つながる」ようにしたいものですね。